2010年08月26日

ガイアシンフォニー龍村仁監督

ガイアシンフォニー、地球交響曲。


その監督である龍村仁さんは、NHKにいた頃、「キャロル」という作品を作っている。
見たことがある、と思う。
矢沢栄吉のいたグループ、その解散の頃の話だったと思う。
詳細まで覚えていないが、印象が深かった。
電車の中で、言葉がつむがれているシーンが蘇る。

特にキャロルに興味があったわけでもない。
ましてや、その頃、矢沢栄吉という人物にも、思いはなかった。
しかし、偶然見始めたその映像は、最後まで見ずにはいられなかった。

龍村監督は、その作品によって、NHKを去ることになる。
その後、ジェームズ・ラブロック博士のガイア理論に共鳴し、ガイアシンフォニーが完成したのが1991年。
しかし、どこの映画館も上映を断った。
この手の映画が興行的に成功するはずはない、という判断だった。
1992年、東京の80人ほどの席数の映画館で2週間の上映を受けてくれる。
その条件は、監督自身が3千枚のチケットを買い取ることだった。

何とか3千枚を裁き、上映が始まる。
館内には、ちらりほらり、毎回1,2名の観客。
宣伝をする費用も時間もなかった。当然といえば当然だった。
しかし、公開して数日だった頃から、予想外のことが起きる。
前売り券ではない客が、増え始める。
そして、日を追うごとにその数は増え、2週間目には、入りきらない客が次回の席を求めて映画館前に、列を作って並ぶようになる。
最終日には、前売り券を持った客が入れない事態が起きた。
そして、映画館は「奇跡の映画」と銘打って、地球交響曲を別途上映する。

うわさを聞きつけた各地から、地方上映はいつかという問い合わせが入るようになる。
単館上映が難しいことを知ると、自主上映が始まる。
こうして、第4番からは、1コマスポンサーとしての強力も行われ、20年の月日が経った。

今夜、地球交響曲ガイアシンフォニーの最新作第7番を始め、第4番から第6番までを今週末から上映する静岡で、
龍村仁監督の、特別講演会が催された。
そこでの話だ。
いくつかエピソードを、明かしてくれた。

第7番は、80時間の映像を編集して誕生した。
ストーリーもメッセージも先にあったわけではない。
龍村監督の映画作りの手法は、生きている今の中にこそある。
講演会の始まる前に、インタビューに応じてくれた。
その模様は、明日金曜の番組、午後12時25分過ぎくらいから。

◎ガイアシンフォニー地球交響曲 公式サイト
http://gaiasymphony.com/

週末から、サールナートホールのシネギャラリーで、公開。
http://www.cine-gallery.jp/


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