2010年12月30日

家康と慶喜「徳川家と静岡展」

年末年始は、荒天の予報。

太陽の周りを一周、また巡る輪の道のりが始まる。
終わることなき巡礼。
しかし、巡礼の旅人は姿を変えてゆく。

たかが143回転前、この地は江戸時代だった。
高々1世紀半もしない前の時代のことを、昔と呼んでもいいのだろうか、と常々思う。
その間に、どれほど様変わりしてきたのか、この世は。

1867年、大政奉還。
http://blogs.yahoo.co.jp/fdm34871/38852337.html
やがて明治の中で、最後の将軍徳川慶喜は、駿府に移り住む。
駿河藩の藩主となったのは、6歳の徳川家達。
その際には、数多くの幕臣が、行動を共にした。

今でも、徳川宗家が来静する折には、その子孫が正装してずらりと駅に並び、降り立つ宗家をお迎えする。
この12月にも、そんなシーンがあった。

@徳川記念財団
http://www.tokugawa.ne.jp/about.htm
@徳川家・松平家家系図
http://www.shibuyam.com/Keizu/KEIZU.html

家康と慶喜「徳川家と静岡展」 徳川宗家第18代の徳川恒孝氏。

 こうして家康から数えて18代目にお会いすると
 歴史が確実につながっていることや
 実在の家康が、間近に迫って急に現実味を帯びる。
 歴史が、地続きになる感じ。

今年誕生した静岡駅北口の葵タワーにできた静岡市美術館。
ゆったりとただ立ち寄ってくつろげるスペースがあり、人々が滞留し回遊する場所にもなりつつある。
ここで「家康と慶喜~徳川家と静岡展」が開催されるからだった。

家康が幼少時代をすごし、大御所政治を執り、国宝となった久能山東照宮に大権現として祀られた地。
そして最後の将軍が、明治の代を過ごした地。

深い縁と、時代を動かしてきた証が、今回の展覧会から見て取れる。
展示の組み方も、とても興味深い。

明治が、江戸が、地続きで現在に在ることを、示してくれる。
「現代人」などと高みに立とうとて、これらの前で対峙すれば、現代という時こそただの幻に思えてくる。

正月は2日からの開館。
年末年始、是非、お立ち寄りを。



開催期間
2010年12月11日(土)~2011年1月30日(日)
*休館日/毎週月曜日、年末年始は12月30日(木)~1月1日(土)休館、10日(月・祝)開館、翌11日(火)は休館

開館時間
10:00~19:00(展示室入場は閉館30分前まで)

観覧料
一般1,200円(1,000円)、大高生・市内70歳以上800円(600円) 中学生以下無料
*( )内は前売および20名以上の団体料金
*障害者手帳等をご持参の方および介助者1名は無料

@「家康と慶喜~徳川家と静岡展」 静岡市美術館
http://www.shizubi.jp/exhibition/future_101211.php




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