2010年04月14日
白いうた青いうた
歌の中にこめられた思いは,どう掬い取ろうか。
いやいや、歌は、歌われるのが本望、うたい、聞き、そこに広がる空間を満たせば、それでよい。
大島優美子さんが、スタジオで「自転車で逃げる」を、手持ちのタンバリンとともにうたったとき、
詩と曲が美しく響きあったら、こんなにも音楽と言うものは、瞬間に心奪うものなのだと感じた。
そう思ったのは、後ほどのこと。
その瞬間、まさしくその音楽にとらわれ、その中にその世界に、私はいた。
この歌が、もう20年も前に出された合唱曲集だとは。
月刊の「教育音楽」で作曲家・新実徳栄が曲を作り、そこに詩を載せる連載があった。
通常は作られた詩に曲をつけてゆくが、メロディ先行のこの企画に、一時は筆を折った詩人が手を挙げた。
平易な言葉でありながら、詩には、深く広く、あるいは跳躍するような世界が描き出される。
凡人には、その曲調からどうやってこれらの言葉をつむぎだしたのか、口を開けるしかない。
悟達の領域の詩人が、彩り豊かな曲にどれほどときめきながら詩をつけていったのか、
きっと、生み出されるたびに、どちらも楽しくでやまない境地にいたのだろうと思う。
昨年末、東京で大島優美子が「白いうた青いうた」のコンサートを独自の解釈で開いたとき、
作曲の新実徳栄が、その場にいた。
そして、地元の静岡での公演には、本人が登場してくれることになった。
新実も、その解釈と参加メンバーに、大いに心躍らせている。
こんな世界があったのか。
後からそう感じさせる、その瞬間は夢中になって没頭する音楽のコンサートになりそうだ。
聞き入る音楽。
そう!! それだ!
コンサートが楽しみなのはさることながら、谷川雁の詩集が読みたくなった。
◎うたの不思議『白いうた 青いうた』の秘密 著: 新実徳英 音楽之友社
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=201890
◎「白いうた 青いうた」とは?
http://homepage3.nifty.com/t-koma/shiroao/history.htm
◎新実徳栄略歴 zen-on
http://www.zen-on.co.jp/cms/docs/test/niimishin1.html
◎谷川雁『白いうた青いうた』(1989-94/全53曲)――歌の常識を覆すことばの魔法――谷川雁研究会
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/tanigawa-gan.html
◎谷川雁 熊本ゆかりの作家30氏
http://www.library.pref.kumamoto.jp/kindai/30shi_tanigawagan.htm
◎大島優美子ウェブサイト *こちらから申し込みができる
http://www.geocities.jp/fankyjuice/sche.html#20100424
“白いうた 青いうた”~三世代のための合唱曲集より~
2010年04月24日(土) 18:10開場 18:40開演
清水文化センター 中ホール
静岡市清水区桜ヶ丘7-1 ℡054-354-1311
入場料 一般 前売り 3,000円 当日 3,500円
高校生以下 前売り 1,500円 当日 2,000円
歌・PC:大島優美子(桐朋学園演劇科卒業、音楽科声楽聴講修了)
ピアノ:岡崎悦子(武蔵野音大准教授)
ピアノ:田中信正(ジャズピアニスト)
ファゴット:岡崎耕治(元N響首席ファゴット奏者)
歌・PC:梅田あや子(静岡大学大学院生)
歌・PC:相川恵美子(東京農業大学卒)
歌:梅田 浩(桐朋学園音楽科在学)
*ちなみに会場は、大島さんによると響きがいいことでプロに知られるホールだとか。
しかし、ここも老朽化でまもなくその姿を消す。
いやいや、歌は、歌われるのが本望、うたい、聞き、そこに広がる空間を満たせば、それでよい。
大島優美子さんが、スタジオで「自転車で逃げる」を、手持ちのタンバリンとともにうたったとき、
詩と曲が美しく響きあったら、こんなにも音楽と言うものは、瞬間に心奪うものなのだと感じた。
そう思ったのは、後ほどのこと。
その瞬間、まさしくその音楽にとらわれ、その中にその世界に、私はいた。
この歌が、もう20年も前に出された合唱曲集だとは。
月刊の「教育音楽」で作曲家・新実徳栄が曲を作り、そこに詩を載せる連載があった。
通常は作られた詩に曲をつけてゆくが、メロディ先行のこの企画に、一時は筆を折った詩人が手を挙げた。
平易な言葉でありながら、詩には、深く広く、あるいは跳躍するような世界が描き出される。
凡人には、その曲調からどうやってこれらの言葉をつむぎだしたのか、口を開けるしかない。
悟達の領域の詩人が、彩り豊かな曲にどれほどときめきながら詩をつけていったのか、
きっと、生み出されるたびに、どちらも楽しくでやまない境地にいたのだろうと思う。
昨年末、東京で大島優美子が「白いうた青いうた」のコンサートを独自の解釈で開いたとき、
作曲の新実徳栄が、その場にいた。
そして、地元の静岡での公演には、本人が登場してくれることになった。
新実も、その解釈と参加メンバーに、大いに心躍らせている。
こんな世界があったのか。
後からそう感じさせる、その瞬間は夢中になって没頭する音楽のコンサートになりそうだ。
聞き入る音楽。
そう!! それだ!
コンサートが楽しみなのはさることながら、谷川雁の詩集が読みたくなった。
◎うたの不思議『白いうた 青いうた』の秘密 著: 新実徳英 音楽之友社
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=201890
◎「白いうた 青いうた」とは?
http://homepage3.nifty.com/t-koma/shiroao/history.htm
◎新実徳栄略歴 zen-on
http://www.zen-on.co.jp/cms/docs/test/niimishin1.html
◎谷川雁『白いうた青いうた』(1989-94/全53曲)――歌の常識を覆すことばの魔法――谷川雁研究会
http://www.jade.dti.ne.jp/~onodera/tanigawa-gan.html
◎谷川雁 熊本ゆかりの作家30氏
http://www.library.pref.kumamoto.jp/kindai/30shi_tanigawagan.htm
◎大島優美子ウェブサイト *こちらから申し込みができる
http://www.geocities.jp/fankyjuice/sche.html#20100424
“白いうた 青いうた”~三世代のための合唱曲集より~
2010年04月24日(土) 18:10開場 18:40開演
静岡市清水区桜ヶ丘7-1 ℡054-354-1311
入場料 一般 前売り 3,000円 当日 3,500円
高校生以下 前売り 1,500円 当日 2,000円
歌・PC:大島優美子(桐朋学園演劇科卒業、音楽科声楽聴講修了)
ピアノ:岡崎悦子(武蔵野音大准教授)
ピアノ:田中信正(ジャズピアニスト)
ファゴット:岡崎耕治(元N響首席ファゴット奏者)
歌・PC:梅田あや子(静岡大学大学院生)
歌・PC:相川恵美子(東京農業大学卒)
歌:梅田 浩(桐朋学園音楽科在学)
*ちなみに会場は、大島さんによると響きがいいことでプロに知られるホールだとか。
しかし、ここも老朽化でまもなくその姿を消す。
Posted by Hi!ーTJ at 01:24│Comments(0)
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